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• 2009/ 01/ 11 (日)

日本歯周外科学会認定指導医・社)日本口腔インプラント学会専門医 山田 雅夫

Ⅰ緒 言:

 咋今歯科臨床治療が終わっても「歯肉の腫れが治らない、歯茎に開いた穴(Fistel)から膿(Eitel)が疲れると出てくると主治医に訴えるがそのうち治るよと言われそれ以上診てくれない。」と言って来院する患者が増えている。この様な訴えの患者を診ると、歯根分岐部病変が原因で有ったり、歯周ポケットが6mmも有るにも拘らずその歯牙に補綴処置を施し、処置は完了したと言う。見かけ上の治癒はしても実は歯周炎は完治せず、いずれ再燃する。ここで供覧するのは日常臨床でごく一般に見られる主訴を歯周外科治療で少しでも改善した症例を報告する。

Ⅱ症 例:

 歯周外科手術症例:№1 37番 Flap Surgery, №2 46番 Flap surgery for bifurcation, No.3 46番 Flap surgery with hemisection, №4 13番、21番、22番、23番 Flap Surgery 11番、12番 Insertino surgcry of dental implants, No.5 Lateral re-positioned flap(23番唇側転位歯の抜歯に伴う), No.6 Lateral re-positioned flap(13番、43番 辱側転位歯の抜歯に伴う), №7 21番部位唇側歯肉より破折歯根抜歯, №8 11番歯牙の根尖方向への圧下と21番歯牙の完全脱臼の整復と固定と口唇部の縫合、他、数症例

Ⅲ結 果:

 歯肉の腫れを繰り返していた部位は、すべてその後の腫れは再発せず良好な治癒経過を示す。前歯部の手術後は歯冠部歯肉の退縮も無く永久補綴物のマージン部も良好な経過をたどる。全脱臼した歯牙も24時間以内ならばしっかりした処置をすることによって再付着する事がわかった。犬歯の唇側転位歯は日常臨床で良く見かける。矯正治療もオプションのひとつである。しかし抜歯を求められた時、抜歯したままだと治りが遅くなる。やはり側方弁歯肉移動手術を施術すると傷も綺麓で治癒も早い事がわかった。

Ⅳ考察および結論:

 歯根分岐部病変、骨縁下ポケットが有れば必ず歯肉の炎症が戻り、放っておけば歯肉の腫れを伴う。このような症状にいくらブラインドでスケーリングやSRPを施術しても炎症は取れたように見えるだけである。歯肉炎、歯肉の腫れは、再び起こる。前歯部歯肉も同様に見かけの歯肉のラインに補綴物を設定しても歯間長が短じかく、後に歯頚部歯肉が退縮を起こし、見苫しくも見えてくる。従ってこの様な症例に補綴前処置としての歯周外科治療が適応である。完全脱臼した歯牙は、捨てずに持参して頂く事によってかなりの確立で付着する。

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