投稿者:
• 2009/ 01/ 13 (火)

医療法人正愛会 鈴江歯科医院 鈴江 義彦

Ⅰ 目的:

 少子高齢化に伴い、高齢と言われる患者さんに対して、いかに安心して、侵襲が少なく安全に手術をすべきか、また治療目標を達成し患者さんとの信頼度を高めるか本症例を通じて探求したい。

Ⅱ 症例の概要:

 87歳女性●主訴➔咀嚼障害・審美障害●患仔さんの要望➔とにかく美しい歯で美味しく食事がしたい●既往症➔高血圧症・高肥血症●全身的所見➔やや低身長・肥満・要介護●血液検査➔ALP、総コレステロール、デオキシビリジノリンが高値●口腔内所見➔上顎FD、下顎5~3P2~P4、オトガイ部にWZあり●治療計画➔イシフォームドコンセント(Krの家族も交えて)を確立し、下顎前歯部において予後不良歯を抜歯及びWZ摘出、同部において、全身管理下(静脈鎮静法)のもと抜歯即時インプラント(GBR・PRP併用)埋入手術。数ヶ月後に上部構造(MB)装着することとした。

Ⅲ 結果:

 インプラント埋入手術2ヶ月後に2次手術。3ヶ月後に上部構造③2①① (2インプラントはスリーピング)装着した。審美障害、咀嚼障害が改善され、患者さんはHQOLが高められ満足される結果となった。また上顎FDにおいてもインプラント治療を希望されている。

Ⅳ 考察および結論:

 高齢者は体力不足、社会的生活環境などの面から外科的侵襲を伴う歯周外科、インプラント手術は困難であるが、本症例においては的確なる診査診断のもとにKrの家族もふまえてじっくりとインフォームドコンセシトを重ね、Kr・Drともに安心して、そして安全にオペレーションが実現でき、Kr・Drともにハッピーとなり確固たる信頼関係が構築できた。

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